【弥生会計】仕訳入力-「仕訳入力」編

仕訳入力の操作方法

弥生会計での「仕訳入力」の画面を使用した仕訳の入力方法について税理士が順を追って画像付きで説明します。

例として消費税設定が課税事業者-本則課税-経理方式:税抜のパターンを紹介しています。
税込方式や免税事業者や簡易課税選択をしている事業者のパターンについても補足してあるため、問題なくそのまま読み進めていただけます。

弥生会計ではさまざまな画面から仕訳を入力することができます。
わざわざ仕訳入力用の画面に移動しなくても済むことが多いためとても便利です。

なお、こちらのページの説明では弥生会計AEという会計事務所向けのソフトを使っていることにご留意ください。
したがって、こちらのページに記載がある項目であったとしても、訪問者様がご利用されている弥生会計のソフトの種類によっては該当がないものがある可能性があります。
その場合は、その項目は無視して読み進めていただければと思います。

①弥生会計のソフトを開きます

弥生会計のソフトを開いてください。

②仕訳入力の画面を開きます

メニューバーの「帳簿・伝票」＞「仕訳入力」を選択してください。
そうすると「仕訳入力」の画面が開きます。

③仕訳入力の画面の下段で仕訳の下書きを入力します

仕訳入力の画面が開いたらまず左下の「選択リストを使う」の前のチェックボックスに✓マークを付してください。
選択リストを使わないパターンは上級者向きで勘定科目や税区分のコードを暗記していないと効率が悪いからです。

次に下段で仕訳の各項目を下書き入力していきます。
カーソルの移動は、マウス操作、Tabキー、Enterキーで行うことができます。

日付

日付は、「0401」または「4/1」というように入力する方法がおすすめです。

伝票No.

伝票番号は、入力した順などで自動的に付されます。
任意の番号に手入力で変更することもできます。

借方勘定科目および貸方勘定科目

勘定科目は、プルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字（仕入高なら725）またはサーチキー英語（仕入高ならSHIIREDA）を入力します。
左手でテンキーを使用している方は、サーチキー数字がおすすめです。
サーチキーをある程度覚える必要がありますが、慣れたときの効率はサーチキー英語を上回ると思います。

借方補助科目および貸方補助科目

補助科目は、勘定科目と同様にプルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字またはサーチキー英語を入力します。
勘定科目に補助科目が1つも設定されていないときは、何も入力する必要はありません。

税区分 免税事業者は無関係 ※のみ税込方式は無関係

税区分は、プルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字またはサーチキー英語を入力します。
税区分は、対象外を選択した場合は何も表示されません。（下記の例だと買掛金の税区分がこれに該当します。）

税区分を入力するとデフォルトでは「内税」(※)という表示が出現します。
こちらを「別記」(※)に変更することもできます。
こちらの変更もプルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字またはサーチキー英語を入力します。

「内税」の方が作業量が少なくなるためおすすめです。
ほとんどの弥生会計のユーザーは、「内税」を使用していると思います。

金額

金額は、「内税」の場合は税込金額を入力します。
「別記」の場合は税抜金額を入力します。

請求書区分 免税事業者は無関係 簡易課税は無関係

請求書区分は、インボイスに関する項目であり「科目設定」と連動して自動で入力されます。
「適格」か「区分記載」に変更する場合は、プルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字またはサーチキー英語を入力します。

仕入税額控除 免税事業者は無関係

仕入税額控除は、軽減税率又はインボイスに関する項目であり「科目設定」と連動して自動で入力されます。

請求書区分が「適格」の場合は自動的に「100％」と入力され変更することはできません。

請求書区分が「区分記載」の場合は、「100%」、「80%経過措置」、「50%経過措置」、「控除不可」に変更することができます。
変更する場合は、プルダウンメニューから選択するか、サーチキー数字またはサーチキー英語を入力します。

摘要

摘要は、「取引内容」や「取引の相手方」など客観的に見て仕訳から取引を想像できるような文章を入力します。

期日

期日は、支払期限などを内部で管理するために入力すると便利です。
こちらの例では何も入力せず空欄としています。

番号

番号は、請求書番号などを内部で管理するために入力すると便利です。
こちらの例では何も入力せず空欄としています。

④仕訳の下書きを確定→確認→登録

下書きをひと通り入力してTabキーかEnterキーを押すと確定され、上段の仕訳の一覧に表示されます。

仕訳の内容に問題がないか確認してください。
問題がある場合は、その仕訳をクリックすると下段の下書きに再び表示されるので問題がある箇所を修正して、上段の仕訳の一覧に反映されるまで何回かTabキーかEnterキーを押してください。

確認が完了したら右上の「登録」ボタンをクリックしてください。

⑤完了

これで仕訳を入力することができました。