弥生会計はWindows環境での使用を推奨したいです

税理士である筆者が弥生会計を使うならWindows環境での使用を推奨する理由について説明します。

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こちらの推奨の対象者は、税理士と弥生会計データを共有しているユーザーに限ります。
税理士に依頼せずご自身で確定申告等を行っている場合はWindows以外の環境でも問題ないと思います。


弥生会計を使っている税理士はほとんどがWindows環境

まず始めに断っておきたいことがあります。
それは筆者はMac派だということです。
したがって、できることなら税理士の仕事もMacでやりたいのです。

しかし残念なことに使いやすい会計ソフトや税務ソフトのほとんどがWindows環境でしか動作しません。
ゆえに、筆者としては税理士の仕事で使うOSはWindowsしか考えられません。

では、弥生会計の動作環境はどうなのかというと弥生会計オンラインであればmacOSも対応しています。
一方でデスクトップソフト版はWindowsにしか対応していません。

多くの税理士や会計事務所が使用している弥生会計は、「弥生会計AE」です。
この弥生会計AEは、税理士や会計事務所向けのソフトで通常の弥生会計ではできない色々な機能を使用することができます。

そして弥生会計AEはデスクトップソフト版しかありません。
税理士としては弥生会計オンラインの機能だけでは不十分であるため、結局Windowsを使わざるを得ません。

Info

弥生会計オンラインはMacでも動作しますが、新機能が導入される際は先行してWindowsのみに対応し、Macは後回しにされることがあります。

MacユーザーがWindows環境の税理士とやりとりするときの問題点

Macで弥生会計オンラインを使っているユーザーとWindows環境の税理士がやりとりするときに、次のような問題が起きがちです。
いずれも税理士である筆者が実際に経験したことです。

なお、これらは弥生会計データだけではなくあらゆる種類のデータのやりとりをするときのことであるため、その点にご留意ください。

ファイルが文字化けする

これはMacとWindows間でファイルのやりとりしたことがある方は経験したことがあるかもしれません。

特にMacで圧縮したフォルダで起きやすいです。
そこそこ容量があるフォルダをメール添付で送るために圧縮してご送信いただくと、ほとんど文字化けしてしまっていることが多いです。

Windowsで開けないファイルを誤って共有してしまう

NumbersなどMacで作成したファイルを共有していただくことがよくあります。

そのときは、Windowsで開ける形式で出力し直して再度ご共有いただかないとならないためお手数をおかけすることになります。
一番多いのはやはりNumbersです。
NumbersのままではWindowsで開けないためExcelで出力して再送してください、というやりとりをよくします。

iCloudとWindowsの相性が悪い

はっきりいってAppleのクラウドストレージであるiCloudはWindows環境でのパフォーマンスがよくありません。
単純に使いにくいだけではなく、iCloudがバックグランドで動作してWindows事態に悪影響を及ぼすことがあります。

WindowsではなくMacを使ってほしいためなのか、Windows上でのiCloudのパフォーマンス改善にAppleが積極的ではないためいつまで経ってもよくなりません。

HEICファイルとWindowsの相性が悪い

MacユーザーはiPhoneを使っていることが多く、取り急ぎ領収書などのエビデンスの写真をご送信いただくと、大抵HEICファイルで送られてきます。

HEICファイルは通常、Windowsでは開くことができません。
WindowsでHEICファイルを開くには専用のソフトをインストールする必要があります。

税理士事務所や会計事務所のPCについては、セキュリティ対策で職員が自由にソフトをインストールできないように権限を制限していることがあります。
その場合にはやはりHEICファイルを開くことができないため、JPEGに変換していただいたうえで再送をお願いすることになります。

また、この問題を解決するために、iPhoneで写真を保存する際のファイル形式をJPEGに変更することをおすすめすることもあります。


以上、税理士である筆者が弥生会計を使うならWindows環境での使用を推奨する理由の説明でした。

弥生会計の便利な使い方

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